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WEB版ランドセルの選び方講座
〜 軽いランドセルがいいの?

今来店されるお客様のほとんどが

「軽いものを探しています」とおっしゃられます。

ランドセルは最近重いって聞くし、少しでもお子様の体の負担を減らしてあげたい!

と思うからこその思いだと思いますが

実は軽さだけでランドセルを選んでしまうと

重いだけじゃん!と思ってたものよりも負担になってしまうかもしれません。

ランドセル選びで難しいのは、

一度使い始めてから他のものを試す機会というのがないので

「ランドセルはこういうもの」と思ってしまい、

そのランドセルがよかったか、よくなかったのかを知ることがないんです。

現代は軽さが重視されているので、

お店に行ってもこっちは何グラムでこっちは何グラム軽いです、と案内されたり

カタログやインターネットで調べても重さに関する話が必ずでてくるので

みなさまが軽い方がいいと思ってしまうのは仕方がないことです。

 

現代のランドセル選びは軽さやデザインが重視されていますが

ランドセル症候群といわれる腰痛や肩こり問題は解消されていません。

実はお子様の負担を減らしたいと思うのであれば

まず負担軽減機能がついたものの中から選ぶことが重要で

その上でその機能がお子様の体にしっかり働くものを選ぶ必要があります。
 

kodomoni.では大人フィッティングというもので

軽さに特化したランドセルと、負担軽減機能が充実した重さのあるランドセルを

大人の方に背負い比べていただく体験をしていますが

ほとんどの方がその違いを実感し、軽さより機能が働くことの重要性をご理解いただけます。

そして実は軽量化されたランドセルというのは

必要なパーツを削っていけば簡単にできてしまいます。

実は軽くて丈夫なランドセルというのは実在しません。

なぜかというと実際に今重いと言われているランドセルも

必要な機能のみが備わっていて無駄な機能はないからです。

 

ランドセルは昔に比べて大きく進化しました。

サイズが大きくなったり、素材が強くなったり、6年間きれいに使える耐久性や

教材が重くなった分より負担なく使えるように負担軽減機能も搭載されました。

実はランドセルで重いのは中の荷物なんです。

ほとんどのお子様が1年生の小さい体のうちから2kgを超える荷物をいれて登校します。

​それを入れるカバンが100グラム軽くなったらお子様は楽になるでしょうか?

それよりも大切なのは体に合ったランドセルを選んでその負担を分散させることです。

しかし軽量ランドセルというのは

ランドセル業界が長年考えてきた大事な機能をどんどん削ぎ落として

昔のランドセルに戻しているようなものなんです。

 

みなさまがなじみがある例えとして抱っこ紐を思い出して欲しいのですが

10kgを超えるお子様を毎日抱っこして3年ほど使うランドセルと近しいものですが

選ぶ時に軽さを重視しましたでしょうか?

私は肩のパッドがしっかりしていたり、腰ベルトでしっかり密着させて

体の負担が減ることを考えて選びましたが

これが軽いもの、例えば布でペラペラのものなら楽だったかというとそんなことはないはずです。

抱っこ紐は大人が使うのでベルトの調整などで大体の大きさに合わせることができますが、

お子様はもとの体が小さく、体格差もかなり大きいので

しっかり体に合ったものを選ばないと負担が大きくなる可能性があります。

なので軽いだけのものを選ぶのではなく

お子様の体に合った負担軽減機能がしっかり働くものを選びましょう!

他のの基準については下記のページで説明していますのでご覧ください。

今回のお話のYouTube版はこちら

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